キャンプで焚き火を美しく撮影するための4つの方法

こんにちは、GO8 BLOGのMakotoです。
本日の内容は「焚き火映像の撮影方法」について。
ここ1年ほどでメディアでも取り上げられることが多くなっていることから
最近流行っている印象を受ける「鑑賞する焚き火映像」
そして、キャンプ好きの方なら焚き火をしながら、ついでに動画撮影もしてみたいと思う方も多いでしょう。
僕が活動しているYoutubeチャンネル『SEASIDE FILM WALKER』では、
自然の映像に加え、焚き火映像もいくつか製作しております。
ゆったりと揺らぐ美しい炎によって癒しを生み出す「焚き火」
そんな映像を撮影するためのコツを本日はみなさんと共有していきたいと思います。
最近、焚き火映像が流行っているその理由は?
そもそも、焚き火映像がなぜ流行りだしているのか?
もともと海外では以前から「焚き火映像」に一定の視聴者がいて、
需要はあったようなんですね。
そして、最近は特にYoutube内でも検索すると多くの焚き火映像が見つかるようになっています。
そんな焚き火映像を見る目的の多くは、
揺らぐ炎やパチパチとはぜる音を聞くことで『リラックス効果』を感じるためでしょう。
そのため、作業中や勉強中、あるいは睡眠前のBGM映像として見たり聞いたりして活用されています。
ココ最近よく目にするようになったのは、他にも理由がありそうで、
特に今年はコロナによる影響によって、自宅で過ごす時間が多くなったこともありそうです。
アウトドア・キャンプ好きの方々が外でキャンプをしたくても出来ない
それなら自宅でキャンプ気分を味わえるように家のモニターで「焚き火映像」を見よう。
というように、現実で「焚き火」を楽しめなくなった方が代替手段として「映像」を活用するようになったこともひとつあります。
さらに、焚き火のリラックス効果は多くの人に刺さるようで、
キャンプ好きではなくとも、コロナによって外で息抜きができず、ストレスの溜まった生活を送る人たちが
焚き火の映像や音で少しでも癒やされたいと思い、急激に視聴者の数も増えています。
そんなリラックス効果のある「焚き火映像」
今日は自分でも撮影してみたいと思う方のために、美しく撮れるコツを紹介していきたいと思います。
こんな焚き火映像が撮れる
撮影方法のコツをお伝えする前に、
まずは僕が撮影した映像をいくつか紹介しますので、
あまり焚き火映像を見たことがない人やどんな映像かイメージがあまりない方は一度参考までに視聴してみてください。
撮影環境別の「焚き火映像」
○ 洞窟内で撮影した焚き火映像
○ 浜辺で撮影した焚き火映像
焚き火台別の「焚き火映像」
○ ウルフ&グリズリー「FIRE SAFE」
○ コールマン ファイヤーディスク
○ ピコグリル398
焚き火映像撮影4つのコツ
それでは、さっそく撮影のポイントを紹介していきます。
紹介するポイント(コツ)は4つ
・ 三脚固定で「炎の揺らぎ」を捉える
・ 主観的な演出にする? 構図を整える?
・ 「撮影環境」で臨場感を作る
・ 最も大事なポイントは「映像ではなく音声」
三脚固定で「炎の揺らぎ」を捉える
焚き火映像を撮影するときには三脚の固定が必須となります。
なぜ必須なのか、その理由は
焚き火のリラックス効果というのはひとつ、「炎の揺らぎ」にあります。
『1/f揺らぎ』と言われている「不規則の動きの中に一定のリズム」
この1/f揺らぎは、人を心地よく感じさせるようで、
炎の揺らぎは「1/f揺らぎ」と一緒なんですね。

焚き火は「炎の揺らぎ」を見ることが映像の一番の目的でもあるので、
三脚でカメラを固定せずに撮影してしまうと、手ブレで映像が乱れてしまいます。
ほんのわずかなブレであっても、心地よさに影響するので、三脚固定をオススメします。
僕が使っている三脚などのカメラ機材はこちらから

主観的な演出にする? or 構図を綺麗に整える?
写真や動画の世界には、「構図」というものが存在します。
被写体を置く位置を工夫するのも構図作りのひとつです。
基本的な三分割法などを参考にすると分かりやすいかもしれません。
非常にシンプルに言うと、画面を縦・横三分割したときの、交点にあたる場所に被写体を置くと
人間の目が見やすい位置に自然と収まるといったもの。
写真や動画を撮影するときは、常に「構図」を意識して撮るのが一般的。
*簡単に「構図」を作れるようになりたい人はこちらの記事を参考に

「構図」はとても大切ですが、ただ「焚き火映像」に関しては少しだけ考え方が変わると僕は思っています。
一般的な整った構図作りを意識するよりも、あえて整った構図からズラして撮影する方がリアルな焚き火を体感できる場合も多いからです。
というのも、「焚き火映像」を見る人は、焚き火がまさにそこにあるかのように見ることを心地よく感じる人も多いはず。
綺麗な構図作りだけを意識すると、リアルな焚き火を体感できる映像とは少しズレが生じます。
決して、綺麗に構図作りすることを無視した方が良いということではなく(構図が整った映像はそれなりに人の目を引きつけます)
もし、自分が本当に焚き火をしているとしたら、「どんな角度やどんな位置で焚き火を見ているのが一番心地よく感じるか」
などとリアルな体感をイメージすると魅力的な焚き火映像が撮れることもある。
ということです。
本当にそこで焚き火をしているような「主観的な視点」にするのか。
人の目を引きつけるような「整った構図」にするのか。
焚き火映像を撮影するときに、考えてみると楽しいポイントのひとつです。
「撮影環境」で臨場感を作る
焚き火の映像を撮影するときに、僕が時間をかけて考えるポイントが「撮影環境」
焚き火の映像を撮ることに一生懸命になるがあまり、周囲の背景を気にせず撮ってしまうことも。
「火」というものは非常に面白くて、
他の自然と組み合わせることで、感じ方や見え方が変化します。
例えば、焚き火を木々が生い茂った森の中に置くのか、あるいは波が押し寄せる砂浜に置くのか、風が吹く草原に置くのかなど
「水」「草」「木」「砂」「土」「岩」など様々な自然環境との組み合わせを考えると
単なる火が同じ火ではなく、異なった感じ方を演出できる「焚き火」に変わります。
加えて、周囲の明かりの量(真っ暗闇、夕焼け、朝焼け)も組み合わせることで、たくさんの表現を作り出すこともできます。
「焚き火」の魅力を伝えると同時に「自然」の魅力を伝えることもできるので、
撮影するときにカメラの画面に入れる「自然環境」も意識してみると面白いと思います。
最も大事なポイントは映像ではなく音声
最後に、最も大事なポイントを紹介します。
それは「音声」です。
キレイな映像や引きつける構図、美しい自然環境なども非常に大切ですが、
焚き火の映像に関しては何より「音」が非常に重要です。
「焚き火映像」を見る方は、映像を見るというよりも、音を聞いている人の方が多いのではないでしょうか。
動画は視覚の刺激が大きいように思いますが、聴覚の刺激も非常に重要な要素です。
焚き火の音を耳で聞き、脳で感じることで、心地良くなり、リラックスや集中することができます。
そのため、撮影するときに「音撮り」に気を使うだけで映像の質はグッと良くなりますよ。
僕の場合、以前はカメラに外部マイクをつけて撮影していましたが、
カメラの距離が離れて撮影する場合、マイクが拾う焚き火音が弱くなり、高音質で録音することができません。
静寂漂う森の中ではカメラのマイクでも十分に録音できると思いますが、
少しでも風の音が入るような場所では、焚き火のかすかなパチパチ音を拾うことが難しくなります。
そこで現在は「音撮り専用のマイク」を購入し、焚き火の側に置いて使っています。
ただ最近のカメラマイクも非常に性能は良いので、
音にこだわり過ぎずとも、静かな自然環境を選ぶことで
キレイな音を録音することはできるので、まずはチャレンジしてみましょう!
焚き火が綺麗に見える焚き火台
最後に、焚き火が綺麗に映える焚き火台を紹介したいと思います。
この内容に関しては、僕が撮影してみて思った個人的な意見ですので参考までに。笑
とはいえ焚き火が映える理由はきちんとありますのでそれを踏まえて紹介しますね。
焚き火が映える焚き火台
○ コールマン 『ファイヤーディスク』
○ ユニフレーム 『ファイヤグリル』
○ スノーピーク 『焚き火台 L』
これらの焚き火台に共通していえることは、
焚き火台の足元には空間があり、高い位置で炎が見えること
足元の空間と炎が燃えがる空間、そして背景の自然の映り込みなど
カメラの画角におさめた時のバランスが非常に良いのが、このようなタイプの焚き火台。
焚き火台のフォルムもそうですが、自然環境に溶け込むバランスがとても良いので、
この3つはオススメです。
今紹介した焚き火台は非常に人気のある焚き火台ですが、
きっと「焚き火の見え方が美しい」というポイントも人気の理由にあるのかなと個人的には思っています。
本日のまとめ
さあ、いかがだったでしょうか。
本日は『焚き火映像の撮影のコツ』について、いくつか紹介させて頂きました。
焚き火が好きで撮影もしたいという方の参考に少しでもなると嬉しいです。
ずーっと見ていられるような、美しい焚き火映像作りにぜひチャレンジしてみてください!
Youtubeチャンネル『SEASIDE FILM WALKER』では、
今後も「焚き火映像」を含め、美しい自然の映像を作っていきたいと思います。
自然の風景や音で癒やされたい方はぜひ動画を活用してくださいね!
それでは今日は以上になります。
また次回お会いしましょう! GO8 BLOGのMakotoでした。