【体験談】アウトドア撮影で最も注意するべきこと

アウトドア映像の撮影
teamchannelgo8

 

こんにちは、channel GO8のMakotoです。

本日は自然の中でキャンプ動画やアウトドアの動画を撮影している方やこれから撮影してみたいなと思っている人に向けたお話です。

先に結論から述べると

最も注意すべきことは「自然環境での撮影は必ずどこかに命に関わる危険が潜んでいる」ということです。

これは、僕自身が身をもって体験したことを含めて今回お話ししようと思います。

山登り

アウトドアの動画撮影で最も注意するべきこと

自然環境の中での動画撮影は命に関わる危険が必ずある

人それぞれ撮影する環境は違うと思いますが、

整備されているような安全なキャンプ場は別として、

自然がそのまま残っている山や海、森の中で撮影したりする場合

その自然環境にはそれぞれの危険が必ず潜んでいます。

撮影をする時には、その危険性を事前に知っておき、現場でも細心の注意をとる必要があります。

これは、撮影することに限ったことではなく、自然の中で遊んだり活動する時には必ず注意するべきことではあるでしょう。

ただ、動画撮影をする人はより危険を意識する必要があるということです。

海を眺める写真

なぜ「動画撮影」が命に関わるの?

なぜ「動画撮影」を強調するかと言うと、

まず単純に山を登ったり、森の中でキャンプをしたり、海でアクティビティをしたりといった目的で活動する場合には、自然と周囲に注意を向けることはできます。

『写真』を撮影する場合も、カメラを覗いている時間はそれほど長くなく、さらには動き回りながら写真を撮る(シャッターを切る間)こともないので、安全を確認した上で操作ができるでしょう。

ただし、動画撮影の場合は「山で遊びながら」、「キャンプをしながら」「海に潜りながら」など、活動+動画を撮るといったように行動が複雑になります。

そのため、撮影することに集中してしまい、自然環境への注意を怠る可能性が非常に高くなるのです。

撮影はカメラを覗きながら行うので、画面に集中する時間も長く、

さらには、次はどのシーンをどのようなカットで撮ろうなどと常に考え事をしています。

カメラを固定で撮ることもあれば、自分で持って動きながら撮ることもあり、

自然の中に身を置きながらも、撮影に集中していることがほとんどです。

これでは、周囲に対して十分注意することが難しくなってしまい、

自分では予想していなかったような場所・時に危険と遭遇してしまうのです。

洞窟探索

身をもって体験した動画撮影の危険性

「自然の中での動画撮影は危険なこともある」

これはつい最近、実際に僕自身が体験したことです。

その日は一緒に映像活動をしている友人と2人で山キャンプの撮影をしていました。

その事故が起こったのは、崖の近くでテントを設営するというシーン

事前に現場は確認しており、「テント設営が可能か」「撮影の時の足場は問題ないか」など、周囲の環境をしっかりチェックして撮影に臨んでいました。

そんな万全の状況でも起きた事故というのが、

崖を背にして撮影している時、僕は『ジンバル』というカメラのブレを安定させる道具を使い、被写体の周囲を動き回るように撮影しており

自分の感覚では、崖の位置を把握しながら撮影できていると思っていましたが、

常にカメラの画面を覗きながら動きまわっていたことで自分の位置を見誤ってしまい

一歩後退りした瞬間

僕の目の前は「キャンプの映像」から「崖を転落している映像」に変わったのです。

ほんの一瞬のことで、自分でも何が起きているか全く分からず

気が付いたら血だらけになって倒れているという状況でした。

少しすると遠く上の方から友人の声が聞こえ、ようやく自分の身に何が起こったのか理解できましたが、

身体は全く動かせず、片方の足は悲惨な状況になっていました。

あの時、一番感じていたことと言うのが

「落ちるような場所でもなかったのに、なぜ自分は今こうなっているんだ!?」という驚きでした。

この事故の結末は、友人の素早い対応によって、救助隊を呼び、助けてもらうことができました。

奇跡的にも頭部や背骨は無事で後遺症を残すことはありませんでしたが、ほんの少しでも落ちた場所や落ちるときの姿勢がズレていると命に関わる事故だったはずです。

*事故にあった時に撮影していた映像

アウトドア動画撮影で注意すること

自然環境で動画撮影する上で、具体的に注意しておくべきことが4つあります。

① 事前に撮影環境を確認しておく

② 撮影の構成を作っておく

③ その場所の危険を予測して挙げておく(危険な場所や危険な生物など)

④ 撮影よりも身の安全を優先にする

事前に撮影環境を確認しておく

事前に撮影環境を確認しておくことは、

「危険を減らすこと」「撮影に集中した状態で周囲を把握する」のに重要です。

ただし、初めて訪れる場所で撮影する場合もきっと多いこともあるでしょう。

その時はできるだけその場所の情報を集めておく必要があります。

知っている人がいれば一緒にいれば聞くことも大事だし、現場を見なくとも調べられることは調べてチェックしておくべきです。

洞窟探検

撮影の構成を作っておく

撮影の構成を作っておくことはとても大事な要素です。

特に撮影に慣れないと、「次はどのように撮ろうか」と頭がいっぱいになってしまい、

周囲への注意が確実に疎かになります。

構成を作っておいて、撮影するシーンや撮影のカットの位置などをしっかり頭に入っておく、それだけでも余裕ができるので、周囲の状況を把握し、安全面を確保することができるようになります。

その場所の危険を予測して挙げておく

事前に撮影環境を確認しておくことと同時に、危険性のある場所や生物なども情報収集し、

危険性のあるものを予測して挙げておきます。

撮影したい場所に危険な場所はないか、足場は安定しているか、天候が変わった時に危ない環境ではないかなど

山・森・川・海それぞれで危険な場所は異なるので、毎回しっかり危険を予測することが大切です。

さらに、場所や環境だけでなく、自然の中には危険な生物も潜んでいますね。

人の少ない場所では自分自身に何かあっても助けを呼べない可能性もありますから、

その環境にどんな生物がいて、何かあった時にどんな対処をとれば良いか事前に確認しておいた方がいいでしょう。

僕の住んでいる沖縄には、熊などの動物はいませんが、森の中には猛毒をもったハブや海にも毒をもった生物がたくさん生息しています。

何も知らずに足を踏み入れて、その生き物に襲われた時、対処方法が分からないと行動が遅れ、命に関わるでしょう。

これは撮影に関係なく自然の中で活動するなら当然と言えば当然かもしれませんが、

必ずその自然環境にいる生物もチェックしておいて撮影に臨むのが安全です。

森でキャンプ

撮影よりも身の安全を優先する

自然の中にはたくさんの魅力ある世界が見つかるでしょう。

山の上から見下ろす景色や透明の海の中の景色など

撮影しているとそんな美しい世界を撮りたいという好奇心にかられて気持ちが高ぶってしまうこともあるはずです。

美しいものを撮りたいと思う気持ちが強すぎると、自分の身を危険にしてしまい、予想もしないような場所での事故に繋がります。

だからこそ、冷静に周囲の環境を把握し、自分が安全に撮影できる一線を必ず引くようにした方がいいでしょう。

朝焼けと海

まとめ

今回の内容は、動画を撮影する上で少し不安にさせてしまう部分もあったと思います。

楽しくアウトドア活動を撮影するためにも、僕と同じような事故を起こしてほしくないので、このようなお話しを共有しました。

自然の中で動画撮影をする時に注意するべき、4つのことを今一度意識して

みなさんには魅力ある映像をたくさん撮影して頂きたいなと素直に思っております。

それでは今回のお話は以上になります。

channel GO8のYoutubeチャンネルでは「島の自然とアウトドアな暮らし」をテーマに動画投稿しています。このブログではその経験をもとに得た情報を発信していきますので、引き続き見て頂けると嬉しいです。

それではまた次回! channel GO8のMakotoでした。

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