キャンプ動画を作るときにに大切な「音」について

こんにちは、channel GO8のMakotoです。
アウトドアな暮らしをテーマに動画制作をしております。
本日は、アウトドア動画やキャンプ動画をご自身で撮影して、動画作成をしている方に向けたお話です。
みなさんは、動画において「音」というのがとても大切なのはご存知でしょうか?
すでに動画撮影をしていて、撮ったものを見たときに「音」の重要性に気づいている方もいるかもしれません。
キャンプ動画に関しては、周囲の雑音や風の音が入っている動画はリアルな臨場感があって良いという捉え方もできますが、
あまりにも雑音の入りすぎている動画は、どうしても視聴していてストレスに感じることもあります。
動画の中で「音」のバランスの重要性はとても大事な要素のひとつです。
別の記事で人気Youtube動画を徹底解剖した際も、視聴者が見たくなる動画の要素に「音」が関係していることが分かりました。

もし、あなたがキャンプ動画を撮影していて、録音された「音」が気になる
あるいはもっと動画の雰囲気を良くするために、「音にこだわりたい」「BGM音楽」なども有効的に活用したいと思われているなら、
今回の記事を最後まで読んでいただけると、役に立つ情報が見つかると思います。
今日は以下の3つの問題を解決する内容になっています。
① キャンプ動画に入る「音」をもっと綺麗に撮るには?
② 動画の雰囲気を良くするために、BGM音楽を有効的に使うには?
③ 他人とかぶらないような音楽を使う方法は?
動画における「音」の重要性とは?
アウトドアやキャンプ動画では「音」によって臨場感を出すことが動画の質を上げることにつながります。
なぜかというと、「自然の音」や「キャンプの作業音」がバランス良く調整されている動画ほど、
その場所(自然の中)の雰囲気とキャンプシーンの雰囲気をものすごく引き立てるからです。
みなさんは動画を撮影していて、現場で自分が体感している雰囲気と撮影した動画を見た時の雰囲気で違いを感じませんか?
もし、現場で感じている雰囲気が動画でうまく出せてないとしたら、「音」がひとつ影響していると考えられます。
「音」はそれほど、アウトドアシーンの撮影においては大事になってくるんですね。
そこで「音」の雰囲気を引き出すにはどのように動画作りをしたらいいのか説明していきます。
「音で雰囲気を作る」には大きく分けて2つの方法があります。
① 現場での動画撮影時に綺麗な「音撮り」をする
② 動画編集で「音楽」を加えて雰囲気作りの作業をする
撮影のときの「音撮り」の質を上げることと、動画編集で撮影した素材に音楽などの「音」を加えることで、より動画の雰囲気を高めて、視聴者を引き込むことができます。
2つの方法をもう少し詳しくみていきましょう!
動画撮影で「音」を綺麗に撮るには?
アウトドア・キャンプ動画の撮影で綺麗に「音」を撮るには、
先に結論から言うと、良い音を録音するには、外部マイクを使うのが良いです。
外部マイクを使った動画撮影
なぜ、外部マイクを使った方が良いのか。
それは、「撮りたい音をクリアに録音するため」です。
周囲の雑音が入ってしまうと、良い音を録音することができません。
このときに必要になるのが、外部マイクです。
カメラには内臓マイクという形で、音を録音できる機能がついています。
もちろんこの内蔵マイクで十分に撮りたい音が録音できていれば問題ないのですが、
カメラの内蔵マイクの特徴は周囲の音全体を集めて録音するのと、あまり音の質としても高くはありません。
そこで、音専用として外部マイクを使うことで、内蔵マイクよりも「質の高い良い音」を録音することができます。
今よりも、もっと雑音を押さえて良い音を綺麗に録音したいと思ったときには、外部マイクを使うのが最も良く方法です。
どんな外部マイクを選ぶといいの?
外部マイクにもいろんな種類があります。
周囲全体を綺麗に録音するもの(無指向性)
一方向の音を録音するもの(単一方向性)
さらにもっと狭い範囲を録音するものまで(超指向性)
少し難しい話になるので、今回は細かい内容は置いておきましょう。(外部マイクの種類に関しては、別の記事にまとめますね)
現時点で僕がオススメする外部マイクを紹介したいと思います。
オススメする外部マイクは「RODEのVideo Micro」です。
こちらは僕自身も動画撮影で使っている一眼レフカメラ用の外部マイクになります。

RODEのマイクの良いところは、正面の音を鮮明に撮ってくれるところで、
キャンプシーンの作業音などがよりクリアになってリアリティ感ある動画に仕上げてくれます。
周囲の雑音に対しても、セットで付いてくるウィンドジャマー(風防)がありますので、
ある程度の雑音も和らげてくれます。
カメラ内臓のマイクと比べると、音の質は段違いです。
最初に使ってみる外部マイクとしては、機能とコストをみたときに一番使いやすいマイクになっていると思うので、おすすめしたいマイクです。
もし、iPhonenなどの携帯カメラで撮影されている方でしたら、
スマホ用の外部マイクもありますので、こちらを使ってみるのが良いと思います
RODE ロード VideoMic ME-L
クリアな音でより、自分のキャンプ動画の質を上げたい方は、是非外部マイクを使ってみてください。
動画の質を上げる「BGM音楽」の使い方
「音」によって動画の中の雰囲気を変える方法として、
もうひとつは、「BGM音楽」を加えるという方法があります。
先ほどの「音撮り」は現場での撮影で行うことですが、
BGM音楽を使った音作りは、動画編集で行います。
このBGM音楽を使ったキャンプ動画の雰囲気作りに関しては、
動画の中には、特にBGMなどの音楽を流さず、ただひたすらキャンプシーンだけを撮影して見せるといった趣旨の動画もあると思いますので、
視聴者に伝えたい内容でBGM音楽を活用するといったことが前提になります。
キャンプシーンの音だけを流す方がリアリティがあって伝わる動画もありますからね。
ご自身の動画スタイルで使い分けてみましょう。
なぜ、BGM音楽を入れると雰囲気が変わるのか
「音楽」にはいろんな感情に働きかける効果があります。
例えば、自然の風景を撮影した動画で、音楽がない内容と音楽が加わった内容では、
視聴する側の抱く感情も変わってきます。
自分の伝えたいイメージと視聴者の感情を引き出す効果として、音楽はとても役に立ちます。
パターン別BGM音楽の使い方
動画内でのBGM音楽の使い方としては、2種類ほどあります。
BGMの使い方
① 動画全体を通して常にBGM音楽を流す方法
② シーンに合わせてBGM音楽を挿入する方法
ひとつめの、常にBGM音楽を流す方法は、動画全体の雰囲気作りに役立ちます。
落ち着いた雰囲気や明るくポップな雰囲気、夜はしっとりとした雰囲気など
動画の印象をもたせることができますね。
全体の雰囲気作りができる一方で、常に音楽が流れ続けているため、音楽よって動画にメリハリをつける効果はやや薄れてしまいます。
ふたつめの、音楽BGMをシーンに合わせて挿入する方法は
「雰囲気を演出したい時」「特別に伝えたいシーンがある時」などに使うと効果的です。
そのシーンに合った、あるいはそのシーンを引き立てるようなBGM音楽をタイミングよく入れることで、より視聴者の感情を動かすことができます。
例えば、キャンプでテントを設営しているシーンや料理の準備をしているシーンは音楽を入れずに、作業音だけで臨場感を伝えつつ、
シーンが変わって、美しい自然の中で料理を食べているシーンでは音楽を入れて、雰囲気を変えると、「音楽」によって動画にメリハリをつけることができるの、視聴者を飽きさせないような動画に仕上げることもできます。
僕自身のアウトドア動画制作では、今の2つの方法を使い分けるようにしています。
道具を紹介したり、自然の中を歩き回りながら撮影するような動画では、常に音楽を流す方法で編集し。
自然の中で行うキャンプ動画は、2つ目のシーンに合わせて音楽を挿入する方法で編集し、メリハリをつけた動画になるように工夫しています。
動画を編集する上で難しく感じているのは、「雰囲気に合った音楽を選択すること」です。
音楽のジャンル・種類によって動画の雰囲気が全く異なったものになるので、
いろんな音楽を聴きながら自分が伝えたいものに合った音楽を選ぶようにしています。
もうひとつの難しい点は、「BGM音楽を挿入する時のタイミング」です。
動画作りが上手な方たちは、音楽を入れる位置やタイミングが適切で、音楽でより感情を引き出す方法を効果的に使っています。
音楽の位置やタイミングが少しズレるだけでも、視聴する側の伝わり方に影響します。
音楽を使うのがとても上手だなぁと感じているキャンプ系のYoutube動画は冒頭の別記事で紹介した「モリノネ 」さんのチャンネルです。
「モリノネ」 チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCEmsix8sbBOb5tuf6YRsQvw

「モリノネ 」さんは、動画の世界観が素晴らしく、その世界観に合った音楽と音使い、それに音楽を入れる位置やタイミングなども絶妙なので、
動画を見るたびに感情を揺さぶられてしまいます。
音使いの参考にはとても良い動画だと思いますので、是非チェックしてみてください!
まとめ:BGM音楽の使い方
・常にBGM音楽を流す方法
→ 動画全体の雰囲気作りに役立つ
・シーンに合わせてBGM挿入する方法
→ 動画内容にメリハリをつけ、より視聴者の感情を動かす
自分の動画の雰囲気を伝える音楽選び
ここまで「音」の重要性、「音楽」の有効性をお伝えしました。
最後は動画編集で自分に合った「音楽」選びについて少しだけ紹介したいと思います。
基本的に動画をYoutubeなどに投稿する音楽は著作権上問題のない素材を使わなければなりません。
最もシンプルな方法は、動画編集ソフトに入っている音楽を使うのが簡単ですね。
編集ソフトの音楽は著作権フリーなので、動画投稿で使っても問題ありません。
ただし、「動画で他の人とは違う雰囲気を出したい」「他の方とは出来るだけかぶらない音楽を使いたい」「自分の動画に合った音楽を使いたい」などと考えている人は
編集ソフトに入っている音楽ではなく、音楽素材を提供しているサービスからダウンロードして使うのが良いでしょう。
音楽素材を提供しているサービスのサイトはいくつもありますが、
実際に音楽を聞いてみて良かったものを紹介します。
音楽素材をダウンロードできるサイトは、無料と有料に分かれます。
無料の音楽素材をダウンロードできるサイトとして、
最も分かりやすいのはYoutubeのオーディオライブラリーです。
こちらは、動画を投稿する前提で音楽や効果音などが無料で利用することができるので、
特に心配することなく音楽を使うことができます。
Royalty Free Music by Bensound | Stock Music
こちらのサイトも無料ですが、音楽の質が高く、おしゃれで使いやすい音楽が比較的多くあるサイトになっています。無料で使えるようですが、Youtubeなどに投稿する際は、説明欄にこちらのサイトのURLを貼り付けるなどの表示が必要になるみたいです。(詳しくはサイトから確認お願いします)
こちらも無料のBGM音楽素材がダウンロードできるサイトです。
音楽だけなく、効果音なども使えて種類豊富なのが特徴です。自分に合った好みの音楽が見つかるかチェックしてみてください。
最後に、有料ではありますがオススメの音楽素材サイトを紹介します。
こちらは、サブスクリプション制(月額料金制)の音楽ダウンロードサイトになっています。
このサイトの特徴は、3万曲以上もの様々なジャンルの音楽やインスト曲、サウンドエフェクトなどが用意されており、全ての楽曲を好きなだけダウンロードして使うことができます。自分の好みの楽曲を見つけたら、その音楽と似た音楽を自動的に探してくれる機能もあるので、非常に使いやすいサービスです。
僕の作った動画はすべて、こちらのサイトからダウンロードした音楽を使っていますので、参考までにチェックしてみてください。
まとめ:「音作り」でもっと動画が良くなる
さあ、いかがだったでしょうか!
今回は、アウトドア動画・キャンプ動画における「音」の重要性についてお話ししました。
内容をおさらいすると、
☆ 本日のまとめ
動画の質を上げるには、「音作り」が大切
音作りをする方法は2種類
① 現場での動画撮影時に綺麗な「音撮り」をする
→ 外部マイクを積極的に活用しよう
② 動画編集で「音楽」を加えて雰囲気作りの作業をする
→ BGM音楽の使い方には2つのパターンがある
・常にBGM音楽を流す方法
・シーンに合わせてBGM挿入する方法
→ いろんな種類の音楽を聞いて自分の動画に合った音楽使いをしよう
僕も動画撮影をやっていて「音」について気にするようになったのは、だいぶ遅かったのですが、もっと早く「音」の重要性に気づいていれば良かったと正直思っています。
みなさんも、もっと動画の質をあげるために、今回の音についての内容を少しでもチャレンジしてもられると嬉しいです。
今後も、アウトドア・キャンプ目線からの動画作りについて情報を発信していこうと思いますので、チェックしていただけると嬉しいです。
それでは今回は以上になります! channel GO8のMakotoでした。