構図を意識してキャンプ動画を撮影しみると完成度が変わった

キャンプ動画の撮影
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こんにちは、channel GO8のMakotoです。

沖縄で島の自然とアウトドアな暮らしをテーマに映像制作をしております。

さあ、今回はキャンプ動画の作り方 撮影方法についてのお話です。

もしあなたが、これからキャンプ動画を撮りたいと思っているなら、あるいはすでに撮影していてもっと上手に撮りたいと考えているなら、

今回の内容を知っておいて損はないお話だと思いますよ。

なぜなら、動画撮影はカメラをまわして撮影するというシンプルなものですが、

撮影したものが「人にきちんと伝わる動画」になっているかが難しいところです。

せっかく時間をかけて撮影したものを発信するとしたら、多くの人に見てもらいものです。

とういことで、今回はこの3つの問題を抱えている人に向けた記事を書こうと思います。

① 動画が撮りたいけど上手に撮るための方法が分からない

② 自分の作った動画は視聴者にちゃんと伝わっているだろうか?

③ 素人でも簡単にすぐに撮り方が上手くなる実践方法はあるだろうか?

僕自身、アウトドア系のYoutube動画を制作しており、

自分のやりたいアウトドア活動・キャンプ活動を「人に伝わる動画」にして届けられるかを日々考えながらチャレンジしております。

その中で学んだ経験をもとに、共有していきたいと思いますので、

ぜひ最後までお付き合い頂けると嬉しいです!

動画の上達テクニック「構図作り」を取り入れよう

動画を撮りたいけど、上手に撮る方法が分からないといった疑問を抱えている方に、

今日はひとつだけポイントを絞って、上達テクニックをお伝えします。

そのテクニックとは、「構図作り」です。

構図と言われると難しいイメージがあるかもしれませんが、とてもシンプルな内容なので、実例を交えて分かりやすく説明しますね!

そもそも、なぜ構図作りが必要なのか?

先に、構図を意識していない映像(今回は写真)と

構図を意識した映像(写真)を比べてみましょう。

焚火台構図を意識していない映像(上)

焚火台構図を意識した映像(上)

ほんのわずかな配置の違いですが、

みなさんにはどのように伝わっているでしょうか。

この映像の中で僕がアピールしたいポイントは「焚き火台を使った料理」ですが、

周辺に配置された手袋やお皿、椅子などからこの焚き火料理がどのように調理されて、

どのように食べるかなどのストーリを伝える意味を込めて配置しています。

構図をあまり意識していない上の写真では、焚火台の位置と周辺にある道具の位置のバランスが取れていないため、視聴する時の目線のポイントが定まらず、あまりストーリーの伝わらない映像となってしまいます。

構図を押さえるというのは、主に2つの役割があります。

・視聴者の目線を自分がアピールしたいポイントに向けることができる

・動画のストーリーを伝えることができる

構図が整っていない映像の場合、目線があちこらちらに向いてしまうことで、

映像に集中できなくなり、何を伝えたい動画なのかが分からず、視聴者が離れてしまう可能性もあります。

たとえ、アピールしたいキャンプ道具やキャンプシーンがあったとしても、

構図のわずかなバランスのズレによって、伝わる動画と伝わらない動画に分かれてしまうのです。

動画における構図の重要性が少しだけ理解できたでしょうか?

では、次のステップで今回はひとつの構図だけを覚えてみましょう

(構図にはいろんな方法がありますが、最もシンプルで即効性のある方法です!)

構図を整えるためのひとつの方法を覚えるだけで、格段に映像の質は良くなりますよー

伝えるための動画作り「三分割法」の構図を使おう

今回ひとつだけ覚えて頂きたい構図は

「三分割法」という構図を整える方法です。

難しそうな名前ですが、大丈夫です!こちらも写真で分かりやすく説明しますね。

この方法は、構図作りの最も基本となる方法でしょう。

今日はこの方法だけを覚えて、実践してみて、自分のキャンプ動画がどのくらい変わるか試してみてください。

三分割法とは?

「三分割法」というのは、カメラの画面を縦・横ともに三分割にして

その線が交わる点に自分の見せたい被写体を置く構図のテクニックになります。

三分割法の図三分割法の図

最近のカメラは、設定で「グリッド線」というものを表示することができます。

その線を三分割法に活用することができますよ。

iPhoneなどの携帯カメラも「設定」から「カメラ」を選択し、

「グリッド」をオンにするとカメラ画面に三分割法のグリッド線が表示されます。

グリッド線

コンデジや一眼レフなどのカメラも同様に設定で表示することができますので、

まだグリッド線を表示していない方は、設定して使ってみましょう。

カメラの画面を縦・横三分割にすると線と線が交わる場所が4つできますね(図の赤点)

この4つのうちのいずれかに自分のアピールしたい被写体を置くように調整して撮影するだけです。

これだけで視聴者に伝わりやすい構図に自然となります!

非常にシンプルで簡単ですよね。

焚き火料理左下の交点に最もアピールしたい被写体を配置

(右下の交点に焚き火・右上の交点に道具をかける場所を配置することでバランスとる)

 

なぜ、三分割で被写体を交点に置くと良く見えるのかは、はっきりした明確な理由などではなく、いろいろな捉えた方があるみたいです。

個人的に最も感じるのは、「空間のバランス」が安定することだと思っています。

写真をされている方の中には「間」があって良いという言い方をされる方もいます。

4つの点のいずれかに被写体を置き、その他の空間とのバランスが絶妙に良くなるので、

自然とポイントに目が向くようになります。

人間の視覚的な要素も絡んでいるようで、

人の視点を引きつけるポイントとして、「構図のバランス」というのは非常に重要というわけです。

説明だけでは難しい方もいると思いますので、イメージがつきやすいように最後は実践例を見ながら三分割法についてもう少しだけ知っておきましょう!

「三分割法」を実践してみよう

「三分割法」を活用して撮影した映像(ここでは写真)をいくつか紹介したい思いますので、ご自身のキャンプ動画をイメージしながら参考にしてみてください。

 

まずは、「引きの映像」で三分割法を使ったシーン

海とジープ引きの映像では風景の見える範囲が広く、空間の広がりが特徴的なので

被写体を三分割法で配置するとより際立たせることができますね

 

・「タープ設営」を三分割法で撮影したシーン

タープ設営キャンプシーンのポイントのひとつである拠点の設営です

三分割法を活用して、右側の上下の交点をタープに合わせることで、上に伸びていくタープの大きさを表現しつつ、左下の交点にも被写体を置くことで、設営作業のシーンにも目線を向ける効果を出しています。(左上の交点には奥行きを出すために森を抜ける道を配置することで、さらに現場のストーリーを感じるような仕組み)

 

・アップで撮影する料理シーン

シチュー料理料理シーンは特にアップにすると映えますね

この時も三分割法のいずれかの位置に置くことで構図がバランス良くなり、より一層料理の美味しさが際立ちます

 

・三分割法を使ってストーリーを伝えるシーン

キャンプ料理三分割法で配置した右上奥に目線が向きつつ、同じく右下に配置した料理素材にも自然と意識が向くため、「これからこの材料を使って焚き火料理をする」というストーリーを自然に伝えることができます。

 

・シーンに情景を加えることでストーリーを作る

海キャンプ薪割り薪を割るシーンをしっかりと見せながらも、三分割法によってバランスの良い空間が作られているので、夕日が沈む海の情景も加わり、1つのストーリーとして伝えることができます

 

動きのある「動画」での活用方法

静止画である写真は、瞬間を撮影するものなので、構図を決めてシャッターを押すことができます。

しかし、動画は被写体が移動することもあるため、被写体の移動する先(ゴール)を設定して構図を作る必要があります。

 

例えば、歩いてきてキャンプ道具を置くというシーン

バックパッカーこのシーンからスタートして荷物を置くまでの流れを撮影

 

キャンプ地移動先のゴール地点の構図を見ると、被写体が少し中央寄りになっています

左側の広い空間が狭くなってしまい、少しもったいない印象

キャンプ地少し後ろから撮影すると、被写体の移動先が三分割法の構図に綺麗に整い、

左側の森の空間と被写体のバランスが良くなりますね

このように、動画を撮影する時は、スタート地点からゴール地点までを意識して構図作りをした方が格段に映像の質は良くなります。

最初は難しいと思いますが、三分割の線と交点を意識的に確認し、撮影したものを見返すことでだんだんと要領がつかめてきますので、ぜひ挑戦してみください!

今回は、基本的な構図ということで「三分割法」を紹介しましたが、

もちろん被写体を真ん中に置いたりすることがダメというわけではありません。

構図には日の丸構図であったり、四分割法であったりと様々な構図があり、

伝えたい表現によっていろいろな方法があるので、これが正解というのはありません。

「構図を整える」ことで「より伝わる動画になる」ということだけはお伝えしたかったので、今回は最もシンプルで簡単な方法の「三分割法」を共有させて頂きました。

まとめ:構図を知ると撮影が楽しくなる

ちょっとした知識ですが、基本の構図を知るだけでも、

動画撮影の質が上がり、どんどん撮影することが楽しくなります。

それでは、最後に今日の内容をおさらいしましょう。

今回は3つの問題に対して改善できることを共有しました。

① 動画が撮りたいけど上手に撮るための方法が分からない 

 → まずは基本の構図を覚えよう

② 自分の作った動画は視聴者にちゃんと伝わっているだろうか? 

 → 伝わる動画にするためには構図を整えることが大事 「三分割法」を活用

③ 誰でも簡単にすぐに撮り方が上手くなる実践方法はあるだろうか? 

 → 三分割法の実例を参考に実践してみる

今回お伝えした内容をキャンプ動画の撮影で実践してみてください。

もし今回の内容でまだイメージがつかない方は、

自分が「この人の動画は良いなぁ」と思う動画を参考にチェックしてみましょう

構図視点で見ると分かりやすく、参考にできると思います!

ちなみに、僕が特に参考にしている動画はYoutubeチャンネルの「モリノネ 」さんです。

「モリノネ 」さんは映像の質がものすごく高い動画作りをされていて、

特にひとつひとつのカットの「構図」作りがとても参考になります。

以前の記事で「モリノネ 」さんのチャンネル動画を徹底解剖した記事も書いてるのでこちらも参考にしてみてください。

人気のキャンプ動画から学ぶ「シネマティックな映像の作り方」今回は人気のキャンプ系Youtubeチャンネルの動画を参考にしながら、徹底解剖し、多くの人に見られる動画とはどういうものなのかを紐解いていきたいと思います。これからキャンプ動画を撮影したい人はぜひチェックしてみてください。...

また、channel GO8のチャンネルでもアウトドア・キャンプ映像を中心に動画発信していますので、こちらも見て頂けると嬉しいです。

動画撮影も楽しみながら、アウトドアライフ・キャンプライフを楽しんでいきましょう!

それでは今回は以上になります。

最後までお付き合いありがとうございます! channel GO8のMakotoでした。

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